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今日をちょっとだけいい日に — 冬の海の家という新しい場所
学内ワークショップ「インタフェ 2024」(本学 OB・OG が評価を行うデザインコンペ)の最優秀賞作品です。テーマは「オノマトペ × サービス」。「ぷるぷる」震える冬に、そもそも営業していない海の家を使って、落ち込んだ日に一人で静かにリフレッシュできる新しい場所を提案しました。5 人グループで約 3 か月かけて制作しています。
01 Process 3 か月のプロセス
- 01
オノマトペを決める
グループで設定した「ぷるぷる」を、アイデア発想の種として利用。
- 02
アイデア展開
「ぷるぷる × 海の家」。設定したオノマトペをもとに調査し、アイデアを広げた。
- 03
中間発表
プロのデザイナーとして活躍する OB・OG に向けて中間発表を行い、フィードバックを得た。
- 04
ブラッシュアップ
フィードバックをもとにブラッシュアップを重ね、完成度を上げた。
- 05
最終発表
OB・OG にもう一度評価していただき、最優秀賞を受賞。



02 Research 「ぷるぷる × 海の家」から、2 つの気づき
ぷるぷる × 海の家
ぷるぷる震える冬に、そもそも営業していない海の家を使って、冬の海に新しい体験価値を提供する。
過去 3 年以内に冬の海に行きましたか?
56.6%
「はい」と答えた人
冬の海には「ぼーっとできる」魅力がある
やることがないので何かできることを増やすべき、という意見もありましたが、最終的に「ぼーっとすること」に価値があるのではないかと考えました。
落ち込んだ時に、一人になりたいですか?
71.2%
「はい」と答えた人
落ち込んだ時は、一人で静かな場所に行きたい
家以外に、一人で静かな場所や自然を求める傾向があることが分かりました。気持ちのリフレッシュに焦点を当てた提案を行うことにしました。
03 Concept 今日を、いつもよりちょっとだけいい日に
霜月 海人(22 歳・男性) 最近社会人になったばかり。仕事関係で落ち込むことが多い。 
CJM:AS IS「プレゼンに失敗 → 落ち込んだまま帰宅 → 布団に閉じこもる」/ TO BE「電車内の広告で知る → 海の家に行ってみる → 気分転換」
- 01
広告を見る 電車内で海の家の広告を見つける。 - 02
予約する Web から予約ページにとんで予約する。 - 03
受付 実際に冬の海の家に訪れて受付をする。 - 04
レンタル レンタル品を借りたり飲食物を注文する。 - 05
くつろぐ 静かな空間でとにかくくつろぐ。 - 06
ちょっといい日になる 失敗を引きずらずに、リフレッシュする。
04 Proposal 知る → 予約する → 過ごす

電車内に吊り広告を設置し、想定しているターゲット層(仕事帰りの社会人)に冬の海の家の存在を知ってもらいます。駅構内にはパンフレットを設置。開いたときにワクワクを感じさせる中身にして、行ってみたいと思えるようにしました。


※ 電車広告は担当外です
情報入力を終えると波が現れ、引き波に合わせて瓶が出現。瓶をタップすると、中から招待状が届く演出になっています。実際に訪れる前からワクワク感を与えるようにしました。

2 次元コードをかざすだけで、レンタル品を借りたり飲食物を注文できます。アプリのインストールは不要で、Web で完結。貸し出し中はオレンジ、購入・返却済みは青で表現しています。

Web 上でマップや混雑状況を確認できます。人気の少ないところ、逆ににぎやかな場所など、好みに合わせて場所を移動。海の家の室内や浜辺にスペースが用意されています。
05 Space 冬の海の家を、Minecraft でつくる
冬の海の家という非日常な空間を、一人のリフレッシュ空間として新しい価値を提供します。空間のモデリングには Minecraft を使い、グループ内で同時に共同作業できるようにしました。



砂浜スペース
浜辺にもスペースを用意。海を眺めながらぼーっとできる。

パーソナルルーム
一人でこもれる個室。誰にも邪魔されずに過ごせる。
06 Outcome 結果と、グループでの役割

インタフェ 2024 最優秀賞
本学 OB・OG(プロのデザイナー)による評価で、最優秀賞をいただきました。
「意見の橋渡し役」
5 人グループで意見が対立する場面が多くありました。メンバーの発言をホワイトボードや FigJam に記録し、そこから新たな気づきを得たり、議論が行き詰まった際に記録から全体像を見渡して建設的な提案をする役割を自然と担うようになりました。
全員の意見を受け止め、新しいアイデアに
グループワークでは、単に自分の考えを主張するだけでなく、メンバー全員の意見をしっかりと受け止め、それらをもとに新しいアイデアを生み出していくことの重要性を学びました。
FEEDBACK 芝浦工業大学 OB・OG(プロのデザイナー)より冬の海の家という着眼点が面白い。「ぼーっと」過ごすことしかやることがないというのを課題としてとらえず、むしろ利用しているところがデザイナーらしくて良い。本来シーズンオフに解体される海の家を常設にして、冬のマネタイズ施策としてやるのが良さそう。サウナなどのサービスもあったらぜひ行ってみたい。