Hackathon 2026 Hack-1 グランプリ 2026(対面枠) グランプリ

Kobolin

Kobolin は、2 つで 1 組の IoT 起き上がり小法師です。スマホアプリと連携し、片方をやさしくつつくと、その合図がインターネットを通じて届き、離れた場所にあるもう片方がリアルタイムで揺れます。「気づいてほしい」「そばにいるよ」という気持ちを、そっと伝えられます。

イベント
Hack-1 グランプリ 2026(対面枠・23 チーム / 約 80 名)
チーム
2 人
役割
ソフトウェア、アプリの UI / UX
技術
XIAO MG24 (Sense) / BLE / MQTT over TLS / DC モーター
IoT × 伝統工芸
Kobolin の実機を指でつついているところ

01 Theme

人口も市場も小さくなっていく日本で、何が失われ、何がより大切になるのか。私たちは「衰退する伝統工芸」と「人との繋がりの希薄化」の 2 つに注目し、伝統工芸を現在の技術で再解釈することで、人と人の繋がりを生むプロダクトを考えました。

ISSUE 01

衰退する伝統工芸

社会は便利に、速く、最適化されてきました。一方で、迷う・待つ・ぼんやりするような時間は削られ、手仕事の工芸品が暮らしの中にある余地も少なくなっています。

ISSUE 02

人との繋がりの希薄化

連絡手段は増えたのに、「なんとなく気にかけている」ことを伝える機会は減っています。小さくなる日本において、人との繋がりはより大切になると考えました。

CONCEPT

伝統工芸を現在の技術で再解釈し、人々の繋がりを生む

起き上がり小法師を IoT 化して、「つつく」という小さな合図を、離れた大切な人に届ける。

02 Why Kobolin ?

つつくのメタファー

「つつく」行為は「構ってほしい」「気づいてほしい」といった気持ちを表す手段です。しかしオンライン上では、その行為の心理的ハードルが高くなりがちです。何度つついても起き上がる小法師の動きをメタファーに用いることで、気軽でやわらかな関わりのきっかけを表現しました。

七転び八起き

起き上がり小法師は「七たびころんで八たび起きる」縁起物。昔から家族の人数より一つ多く買い求めて神棚に飾り、新年を祝います。一つは自分用に、一つは相手に。贈り合い、繋がる縁起物としての意味を引き継ぎました。

03 How to use

  1. STEP 01

    相手を思ってイラストを描く

  2. STEP 02

    小法師をプレゼント

  3. STEP 03

    構ってほしい時、つつく

  4. STEP 04

    相手の小法師がリアルタイムで揺れる

  5. STEP 05

    コミュニケーションのきっかけに

04 Scenes

孫と祖父母

「おじいちゃん、おばあちゃん元気かな」— つつくと、離れた実家の小法師が揺れる。「あれ?○○ちゃんかな?」「電話してみようか」

遠距離の恋人

「寂しいけど、連絡するほどじゃないな」— そんな時にひとつつき。相手の小法師が揺れて、「今なにしてる?」のメッセージが届く。

05 System

KOBOLIN A →(BLE)→ スマホ →(MQTT over TLS)→ スマホ →(BLE)→ KOBOLIN B の構成図

片方をつつくと、内蔵センサーがその動きを検知 → BLE でスマホアプリへ → MQTT over TLS でクラウドを経由して相手のスマホへ → BLE でもう片方の小法師に届き、DC モーターが振動して揺れます。

Kobolin の回路図
  • XIAO MG24 (Sense)
  • DC モーター
  • Li-po バッテリー
  • フライバックダイオード

06 Value & Outcome

VALUE 01

伝統工芸の再解釈

日本国内に限らず広く手に取りやすくすることで、未来に繋ぐ新しいかたちに。

VALUE 02

送りたくなるプロダクト体験

「つつく」というやわらかな合図が、自然なコミュニケーションを生む。

VALUE 03

優しい遠隔コミュニケーション

縁起物として送り合い、長くそばに置いておきたくなる体験を。

グランプリ
Hack-1 グランプリ 2026 の授賞式
AWARD

Hack-1 グランプリ 2026(対面枠)グランプリ

対面枠に出場した 23 チーム・約 80 名の中から、2 人チームでグランプリを受賞しました。

MY ROLE

ソフトウェアと、アプリの UI / UX

マイコン(XIAO MG24)のファームウェアから、BLE・MQTT を介した通信、スマホアプリの画面設計までを担当。「つつく → 揺れる」の体験が途切れないよう、遅延と手触りを何度も調整しました。

LEARNED

人の心を、そっと動かす

デジタル技術を通して「人の心をそっと動かせた」ことが一番の収穫でした。これからもテクノロジーを手段に、暮らしへ新しい価値とワクワクを届ける挑戦を続けていきたいです。